【J1採点&寸評】神戸×浦和|退場者を出すもドローで終え、浦和が無敗優勝を達成!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年06月20日

神戸は多くの決定機を作るも……。決め切れない内容で勝てないのは当たり前。

【警告】神戸=チョン・ウヨン(35分)、P・ジュニオール(48分) 浦和=宇賀神(43、75分)
【退場】神戸=なし 浦和=宇賀神(75分)
【MAN OF THE MATCH】梅崎 司(浦和)

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【試合内容】
 序盤はやや硬さの見える浦和に対し、神戸が良いゲームの入り方をする。しかし、徐々に浦和がチャンスを作っていくと、27分、武藤のクロスに梅崎がスライディングで合わせ先制に成功する。
 
 その後、浦和は小川のクロスバー直撃のシュートや増川のポスト直撃のヘッドなど神戸の猛攻に遭うが、1点のリードを保ったまま前半を折り返す。
 
 後半も1-0のままゲームを進めるが、75分に宇賀神が2枚目のイエローカードを受けて退場。84分には渡邉に決められ、同点に追いつかれる。しかし、最後まで身体を張った守備を見せた浦和は勝ち越し点を許さず。1-1のまま試合を終え、無敗優勝を達成した。

【J1 PHOTOハイライト】浦和が第1ステージ優勝!
 
【チーム採点・寸評】 
神戸 5.5
ビッグチャンスを幾度も作るも毎度の決定力不足に泣いた。相手に退場者が出て、ようやく途中出場の渡邉が同点弾を奪取。勝てた内容だっただけに失望の方が大きかった。
 
浦和 6.5
宇賀神が退場する苦しい展開も、最後まで気持ちのこもったディフェンスを見せ、最少失点に止めた。今季、リーグ戦で何度も見せた粘り強さは鬼門・神戸でも健在だった。
 
【神戸|採点&寸評】                          
GK      
22 山本海人 5.5         
セービングに関してミスらしいミスはなくゴールを守った。失点シーンは、ポストに当たったボールがそのままネットに吸い込まれた形だっただけに責めることはできない。

DF
34 ブエノ 5
ボールを持ち上がり積極的に攻撃参加するなど前への意識は感じられた。ただ、右サイドで武藤のマークが曖昧になり多くのピンチを招いてしまった。
 
14 増川隆洋 5.5      
興梠にボールを収められ、起点を作られる。マークの受け渡しで混乱をきたすシーンもあった。一方、37分にはCKからポスト直撃のヘディングシュートを放つ。
 
8 高橋祥平 5.5        
梅崎の対応に苦慮し、先制点を決められる。ルーズボールに飛び込み、相手とよくファイトしたが、持ち味の攻撃参加は鳴りを潜め、効果的な縦パスも少なかった。
 
MF
6 高橋峻希 5.5       
相手の裏へ走り込み、パスを呼び込むが効果的なボールが来ず。クロスの精度はそこまで高くなく、チャンスを作れなかった。運動量は相変わらず豊富だった。
 
10 森岡亮太 6      
普段は見せない厳しいディフェンスでボールを奪う。攻撃面でもキープ力が高く、無駄なボールロストはなかった。あとは決定的なパスを通したかったが……。
 
16 チョン・ウヨン 5.5      
ファウルすれすれの激しい寄せで浦和にプレッシャーをかける。序盤にミスでボールを失い、ピンチを招いたシーンは反省材料もキャプテンとして戦う姿勢は見せた。
 
31 安田理大 5.5
3分にマルキーニョスに好クロスを送り、チャンスを演出。しかし、その後はなかなか効果的に攻撃に絡めずに60分に相馬との交代を命じられた。
 
FW
7 P・ジュニオール 5.5        
23分に抜け出し西川との1対1を迎えるが抜けきれずに大きなチャンスをふいにした。推進力のあるドリブルでチームを牽引し、苦手な守備でも奮闘したが、70分に交代となった。
 
18 マルキーニョス 5.5
必死にボールをキープし、時間を作ろうとするもマークを受けた那須の対応に苦しめられた。後半は急激に運動量が落ち、シュート0本と寂しい結果に終わった。
 
13 小川慶治朗 6
同サイドの森脇、関根の攻め上がりを牽制。後半は何度も裏でボールを呼び込んだ。P・ジュニオールとのワンツーで抜け出した31分のバー直撃のシュートは決めなくてはいけなかった。
         
交代出場                                            
DF
3 相馬祟人 6
ピッチに立った直後に森岡にスルーパスを通し、その後も好クロスを供給し続け、古巣ゴールへと迫った。渡邉の同点弾を導き出したセンタリングはまさに真骨頂。
 
FW
19 渡邉千真 6.5 
ボールを受けてもその後が雑で味方につなぐことができず。期待外れのパフォーマンスに終わったかに見えたが、83分に相馬のクロスに合わせ同点弾をマーク。仕事を果たした。
 
FW
9 石津大介 6
強引にでも浦和ディフェンスをこじ開けようと得意の左サイドから何度もドリブル突破を試みた。同点ゴールにも絡み、停滞気味だったチームに活力を与えた。

監督       
ネルシーニョ 6
選手たちに激しい守備を求め、序盤はリズムを掴む。縦に速い攻めを意識させ、チャンスを多く作り出した。リードされて迎えた60分には渡邉、相馬を同時投入。その後、石津も起用しゴールを導いた。

神戸は激しい守備で浦和に対抗したが、先制点を奪われゲームプランが崩れた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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