2年ぶり3度目の優勝を狙ううえで、経験豊富な山岸の存在は心強い。
試合後にはチームメイトたちから「良かったね」と声をかけられた。山岸のひた向きな姿勢が報われ、監督やチームメイトたちも我がことのように喜んだ。
「あれだけの実績、経験がある選手がなかなかベンチにも入れず、出場機会が得られないなかで、本当に我慢しながら、練習に耐え抜いてくれた。みんな彼の努力を見てきたし、あのゴールはチームとして誇りを爆発させる一撃になった」(森保監督)
「ヤマさんは練習でも凄いキレのある動きを見せていた。若手が力を伸ばしてきて、試合でなかなか使われない日々が続くなか、それでもめげずにコンディションを維持し続けるのは並大抵のことじゃない。本当に凄いのひと言」(塩谷)
「彼はプロフェッショナルとして、ずっと黙々とやっていた。コンディションが上がってきているのは誰の目から見ても明らかだったし、ヤマの頑張りは若い選手に勇気をもたらしたと思う。あのまま引き分けで終わっていたら、自分たちは勝点を失ったという印象が強い。ヤマのゴールが、シーズンが終わった時に大きな意味を持つと思う」(佐藤)
左膝靭帯損傷で戦線離脱した柏の代役を清水が務め、それに代わって出場した山岸がゴールを決める――。まさにチーム全員が一丸となって戦う、今季を象徴するようなゲームだった。
浦和が敗れたことで、広島は再び得失点差で年間1位の座に浮上。チャンピオンシップ出場権もほぼ手中にしており、2年ぶり3度目の優勝を狙ううえでも元日本代表MFの活躍は心強い。
「今日の勝利で乗っていけると思う。僕らは決してひとりで戦っているわけじゃない。試合に出ている選手だけでなく、ベンチに入れない選手もみんな戦っている。僕らには優勝の経験があるし、チーム全員が一丸となって戦っていけば間違いなく優勝できる。みんなで勝利を分かち合うのは気持ちいいもので、今度は優勝でもう一度その気持ちを味わいたい」(山岸)
背番号16を突き動かすのは、辛い時期を支えてくれた家族のため、応援してくれるサポーターのため、そして自分の背中を見ている後輩たちのために、という想いだ。今の心身充実した状態を維持できれば、チャンピオンシップが待つ12月に、山岸が歓喜の輪の中心にいたとしても不思議ではないだろう。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
「あれだけの実績、経験がある選手がなかなかベンチにも入れず、出場機会が得られないなかで、本当に我慢しながら、練習に耐え抜いてくれた。みんな彼の努力を見てきたし、あのゴールはチームとして誇りを爆発させる一撃になった」(森保監督)
「ヤマさんは練習でも凄いキレのある動きを見せていた。若手が力を伸ばしてきて、試合でなかなか使われない日々が続くなか、それでもめげずにコンディションを維持し続けるのは並大抵のことじゃない。本当に凄いのひと言」(塩谷)
「彼はプロフェッショナルとして、ずっと黙々とやっていた。コンディションが上がってきているのは誰の目から見ても明らかだったし、ヤマの頑張りは若い選手に勇気をもたらしたと思う。あのまま引き分けで終わっていたら、自分たちは勝点を失ったという印象が強い。ヤマのゴールが、シーズンが終わった時に大きな意味を持つと思う」(佐藤)
左膝靭帯損傷で戦線離脱した柏の代役を清水が務め、それに代わって出場した山岸がゴールを決める――。まさにチーム全員が一丸となって戦う、今季を象徴するようなゲームだった。
浦和が敗れたことで、広島は再び得失点差で年間1位の座に浮上。チャンピオンシップ出場権もほぼ手中にしており、2年ぶり3度目の優勝を狙ううえでも元日本代表MFの活躍は心強い。
「今日の勝利で乗っていけると思う。僕らは決してひとりで戦っているわけじゃない。試合に出ている選手だけでなく、ベンチに入れない選手もみんな戦っている。僕らには優勝の経験があるし、チーム全員が一丸となって戦っていけば間違いなく優勝できる。みんなで勝利を分かち合うのは気持ちいいもので、今度は優勝でもう一度その気持ちを味わいたい」(山岸)
背番号16を突き動かすのは、辛い時期を支えてくれた家族のため、応援してくれるサポーターのため、そして自分の背中を見ている後輩たちのために、という想いだ。今の心身充実した状態を維持できれば、チャンピオンシップが待つ12月に、山岸が歓喜の輪の中心にいたとしても不思議ではないだろう。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)