ピンボールのようなボディーコントロール。
■コンタクトの巧みさ
また、ドリブルの最中に相手からチャージを受けても踏ん張らず、再びスピードに乗ってドリブルするまでのコーディネーション能力が非常に高いですね。
相手のコンタクトに対しあえて弾かれることで、ピンボールのようにボディーコントロールをしているように見えます。これは、コンタクト時に十分に脱力ができているからです。相手の力を、次の動作にうまく利用している感じがしますね。
脱力といっても、ただ単に力を抜けばいいというものではありません。カギとなるのは、姿勢です。マルシアルのそれを見ると、腰から背中のあたりがしっかりと立って、反っていることがわかります。ここが丸まってしまうと、コンタクトされたときに踏ん張りやすくなってしまうのです。
腰から背中のラインが立つことで脱力が可能になり、さらに踏ん張らないことで、ぶつけられたエネルギーを次の動きにつなげています。リバランス、重心コントロールが非常に巧みな選手だとい言えるでしょう。
分析:川端翔太
取材・文:澤山大輔
【分析者プロフィール】
川端翔太(かわばた・しょうた)
1987年2月26日、神奈川県出身。フィジカリズム所属、アスレティックトレーナー。「からだまるごと一つに考える」を合言葉に、従来の固める・鍛えるというトレーニングではなく、しなやかで踏ん張らない人間本来の力を引き出すトレーニングを行なう。競技問わず必要な動作を伝えることができるため、日夜さまざまな種目の選手を担当している。トレーニング依頼はこちらから
また、ドリブルの最中に相手からチャージを受けても踏ん張らず、再びスピードに乗ってドリブルするまでのコーディネーション能力が非常に高いですね。
相手のコンタクトに対しあえて弾かれることで、ピンボールのようにボディーコントロールをしているように見えます。これは、コンタクト時に十分に脱力ができているからです。相手の力を、次の動作にうまく利用している感じがしますね。
脱力といっても、ただ単に力を抜けばいいというものではありません。カギとなるのは、姿勢です。マルシアルのそれを見ると、腰から背中のあたりがしっかりと立って、反っていることがわかります。ここが丸まってしまうと、コンタクトされたときに踏ん張りやすくなってしまうのです。
腰から背中のラインが立つことで脱力が可能になり、さらに踏ん張らないことで、ぶつけられたエネルギーを次の動きにつなげています。リバランス、重心コントロールが非常に巧みな選手だとい言えるでしょう。
分析:川端翔太
取材・文:澤山大輔
【分析者プロフィール】
川端翔太(かわばた・しょうた)
1987年2月26日、神奈川県出身。フィジカリズム所属、アスレティックトレーナー。「からだまるごと一つに考える」を合言葉に、従来の固める・鍛えるというトレーニングではなく、しなやかで踏ん張らない人間本来の力を引き出すトレーニングを行なう。競技問わず必要な動作を伝えることができるため、日夜さまざまな種目の選手を担当している。トレーニング依頼はこちらから