サウジ戦直前の親善試合・オマーン戦でのテーマは?
試合展開や状況による速攻と遅攻の使い分けは、本来ならば、柏木陽介が中心になってコントロールすべきだが、現状では柏木の先発はホームゲームにほぼ限られていて、先発しても途中で代えられてしまうことがある。
本田や清武弘嗣もその役割を担える選手たちだが、本田はオーストラリア戦こそ1トップに入ったが、普段は右サイドでプレーしていて、攻撃のリズムやメリハリをコントロールするのが難しく、清武も柏木同様、常にピッチに立っている選手ではない。
オーストラリア戦のピッチに立った選手たちも、守備に関しては一定の手応えを感じながら、攻撃に関しては問題を感じ取っていた。
「ブロックをしっかり作ってうまく守れたので、守備に関してはいい形ができていたと思うんですけど、奪ってからのカウンターや、低い位置でボールを取ってから前に運ぶ精度はかなりの修正が必要だと思いますね」と長谷部が言えば、山口も「繋いでもいいのに、って思うところでも簡単に蹴ってしまった。攻撃の部分でもっと自由に、いろいろやってもいいのかなって思います。 まあ、今日は守備に重きを置いていたから、仕方ない部分もありますけど」と振り返っている。
カウンターの精度やパターンを欠いたり、速攻と遅攻を使い分けたりできないのは、現状のレギュラーの多くが所属ポジションで出られていないため、コンディションが悪いからなのか、まとまって練習する時間が足りないからなのか、そもそもハリルホジッチにオーガナイズする手腕がないからなのか……。
幸い、次の11月シリーズではサウジアラビアとの最終予選のホームゲームの前にオマーンとの親善試合が組まれている。そこで、攻撃面での改善を確認したい。
取材・文:飯尾篤史(スポーツライター)
本田や清武弘嗣もその役割を担える選手たちだが、本田はオーストラリア戦こそ1トップに入ったが、普段は右サイドでプレーしていて、攻撃のリズムやメリハリをコントロールするのが難しく、清武も柏木同様、常にピッチに立っている選手ではない。
オーストラリア戦のピッチに立った選手たちも、守備に関しては一定の手応えを感じながら、攻撃に関しては問題を感じ取っていた。
「ブロックをしっかり作ってうまく守れたので、守備に関してはいい形ができていたと思うんですけど、奪ってからのカウンターや、低い位置でボールを取ってから前に運ぶ精度はかなりの修正が必要だと思いますね」と長谷部が言えば、山口も「繋いでもいいのに、って思うところでも簡単に蹴ってしまった。攻撃の部分でもっと自由に、いろいろやってもいいのかなって思います。 まあ、今日は守備に重きを置いていたから、仕方ない部分もありますけど」と振り返っている。
カウンターの精度やパターンを欠いたり、速攻と遅攻を使い分けたりできないのは、現状のレギュラーの多くが所属ポジションで出られていないため、コンディションが悪いからなのか、まとまって練習する時間が足りないからなのか、そもそもハリルホジッチにオーガナイズする手腕がないからなのか……。
幸い、次の11月シリーズではサウジアラビアとの最終予選のホームゲームの前にオマーンとの親善試合が組まれている。そこで、攻撃面での改善を確認したい。
取材・文:飯尾篤史(スポーツライター)