「初戦で負けても決勝戦でも負けても一緒」
この“悪夢”と言っていい経験があるゆえに、鈴木監督は「彼らにとっては夢の中に出るくらい」”2-0の怖さ”を伝え続けてきたという。内容的にも勝利が見えた2点目の後も、緩みが見られなかったどころかアクセルをさらに入れていた裏にはこんな事実があったのだ。
2連覇まであとひとつとなったが、気持ちが浮つく様子はない。
「ここで負けたら意味がないですし、今までの試合と同じ気持ちで。2連覇という部分もありますけど、そこは気にしない」と主将であるタビナスが口にすれば、「初戦で負けても決勝戦で負けても一緒」だと鈴木監督は言い放つ。
気持ちの面でまったく隙はない。それも、選手権で喫した悔しい思いがあるから。あの苦すぎる経験は、今のチームの大きな糧となっていることを再確認できた一戦であった。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
2連覇まであとひとつとなったが、気持ちが浮つく様子はない。
「ここで負けたら意味がないですし、今までの試合と同じ気持ちで。2連覇という部分もありますけど、そこは気にしない」と主将であるタビナスが口にすれば、「初戦で負けても決勝戦で負けても一緒」だと鈴木監督は言い放つ。
気持ちの面でまったく隙はない。それも、選手権で喫した悔しい思いがあるから。あの苦すぎる経験は、今のチームの大きな糧となっていることを再確認できた一戦であった。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)