【川口能活クロニクル】清商時代のベストゲームは城彰二を擁する鹿実とのあの名勝負

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年01月04日

ユース代表ではいつも一緒の部屋。彰二とはいろんなことを話した。

ユース代表ではチームメイトだった城(9番)。憧れの国立競技場で互いにキャプテンとして対戦した。(C) SOCCER DIGEST

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■鹿実との決着の舞台は国立競技場
 
 3度目の対戦となった鹿児島実との最終決戦の舞台は、国立競技場でした。
 
 鹿児島実は盛岡商(3対0)、四日市中央工(2対0)、武南(1対0)、神戸弘陵(2対0)と、清水商は1回戦シードから洛南(2対0)、鵬翔(3対0)、福山葦陽(3対0)と対戦しました。両チームとも無失点で勝ち上がって、ベスト4で顔を合わせたのです。
 
 下馬評は五分五分でしたが、この年の鹿実は最強でした。前線には(城)彰二がいて、中盤にはアキ(遠藤彰弘)、大会得点王になった野見山(秀樹)がいて、1年の平瀬(智行)もいました。
 
 なかでも、彰二の存在は別格でした。シュート、パス、ヘディングと、どれをとっても高校レベルを超えていて、大会ナンバー1のストライカーでした。
 
 彰二とは中学時代からライバル意識する関係でした。中学3年にはジュニアユース代表でプレーし、高校3年の時にはお互いに“飛び級”という立場で、ユース代表に選ばれました。代表チームではいつも一緒の部屋で、サッカーだけでなく、いろんなことを話しました。チームに帰れば、全国大会で彰二と対戦するのをいつも楽しみにしていて、お互いにキャプテンマークを巻いて、憧れの国立競技場に立てた瞬間は幸せでした。
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