「ネイマールが退場したのも、俺らがあいつに対して相当激しく行ったから」
ネイマールをはじめ、キリアン・エムバペ、ナビル・ファキル、メンフィス・デパイといったリーグ・アンのステージで輝きを放つアタッカーたち。彼らとのマッチアップで必要なことを酒井は次のように述べる。
「怪我をさせるわけではないですけど、相手が嫌がる守備をしなければいけない。相手がボールを持っている時に激しく行くだけじゃなくて、意味のないところで相手に身体を当てたりとか。そんなのこっちはいっぱいありますからね。マルセイユとパリの試合でネイマールが退場したのも、俺らはあいつに対して相当激しく行ったからです。それも戦術ですし、それもディフェンスなんです。“攻撃的なディフェンス”というのかな」
酒井の守備能力が飛躍的に伸びた一因として、マルセイユでの“攻撃的なディフェンス”の体得が挙げられる。これは間違いなく来年6月のワールドカップでもプラスに働くはずで、さらに日本が“攻撃的なディフェンス”を徹底できれば、ハメス・ロドリゲス、ラメダル・ファルカオら強烈なアタッカーを擁する初戦のコロンビア相手にも「勝機はある」というのが酒井の考えだ。決して引き分け狙いではなく、あくまで「勝ちに行く」と酒井は力強い言葉を発した。
28歳で迎えるロシア・ワールドカップを「俺にとっての集大成」と位置付けるとあって、並々ならぬ意気込みを抱く。マルセイユのみならず、フランス国内でも高い評価を得た男は、来年のロシアで爪痕を残せるか。
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)
「怪我をさせるわけではないですけど、相手が嫌がる守備をしなければいけない。相手がボールを持っている時に激しく行くだけじゃなくて、意味のないところで相手に身体を当てたりとか。そんなのこっちはいっぱいありますからね。マルセイユとパリの試合でネイマールが退場したのも、俺らはあいつに対して相当激しく行ったからです。それも戦術ですし、それもディフェンスなんです。“攻撃的なディフェンス”というのかな」
酒井の守備能力が飛躍的に伸びた一因として、マルセイユでの“攻撃的なディフェンス”の体得が挙げられる。これは間違いなく来年6月のワールドカップでもプラスに働くはずで、さらに日本が“攻撃的なディフェンス”を徹底できれば、ハメス・ロドリゲス、ラメダル・ファルカオら強烈なアタッカーを擁する初戦のコロンビア相手にも「勝機はある」というのが酒井の考えだ。決して引き分け狙いではなく、あくまで「勝ちに行く」と酒井は力強い言葉を発した。
28歳で迎えるロシア・ワールドカップを「俺にとっての集大成」と位置付けるとあって、並々ならぬ意気込みを抱く。マルセイユのみならず、フランス国内でも高い評価を得た男は、来年のロシアで爪痕を残せるか。
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)