ベルギー戦ではあの中盤5人の連携を
実際のところ、ピッチ上ではスムーズに事が進まなかった。過去2戦のパスワークや積極性は影を潜め、魅力的なフットボールには遠く及ばなかった。そのうえ最後の15分間は、セネガルvsコロンビア戦の結果にすべてを委ねた。これだけの負荷がかかりながら、指揮官は冷静に振る舞い、賭けに勝ったのだ。普通に考えれば、称賛されて然りの離れ業だろう。しかし先述の通り、あの時間稼ぎが与えたイメージダウンは計り知れなく大きい。正当に評価されていない側面は、正直ある。
個人的な希望だ。ベルギー戦では是非とも、コロンビア戦、セネガル戦と同じスタメンで臨んでほしい。とくに中盤はあの5名(長谷部、柴崎岳、乾、香川、原口元気)の連携が特大の効果を生んでいたし、本田のスーパーサブっぷりがまた素晴らしい。
逆風が吹き荒れるなか、ふたたび世界を唸らせる攻撃的なフットボールで戦い抜き、望外の結果を手に入れてもらいたい。このチームは、まだ成長できる。私は、途轍もなく大きな期待を寄せている。
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。
個人的な希望だ。ベルギー戦では是非とも、コロンビア戦、セネガル戦と同じスタメンで臨んでほしい。とくに中盤はあの5名(長谷部、柴崎岳、乾、香川、原口元気)の連携が特大の効果を生んでいたし、本田のスーパーサブっぷりがまた素晴らしい。
逆風が吹き荒れるなか、ふたたび世界を唸らせる攻撃的なフットボールで戦い抜き、望外の結果を手に入れてもらいたい。このチームは、まだ成長できる。私は、途轍もなく大きな期待を寄せている。
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。