「個人的にはハセさんの次にドイツ語が話せると思っているよ」
――コミュニケーションをとるうえで、言葉は大事な要素です。ドイツ語はどのタイミングでマスターなさったんですか?
酒井「マ、マスター? 全然していませんよ(笑)。ただ、サッカー用語は大丈夫。タカさんに何度も聞きましたし。お陰さまで監督が話していることは分かるようになりました。あと簡単な会話なら大丈夫」
――当初は言葉が大きなハンデキャップになりましたか?
酒井「仕方がなかったです。伝えることができないし、分からないから。当時は文句を言わないで、ひたすらやりましたね。ミスしたら、とりあえず『ソーリー』です。タカさんに『なんでそんな謝るの』って言われるくらい。
それから痛がっている選手がいても、誰かがストップって言うまで、とにかくプレーを続けていましたね」
河岸「ブンデスに来る前のゴウは若手の有望株だったとはいえ、例えば、当時の宇佐美くんほど注目されていなかったよね」
酒井「いや、もう全然ですよ」
河岸「それでもゴウがいまもドイツで活躍できているのは、コミュニケーション能力の高さも大きいと思うよ。大事なのは自分をオープンにできるかどうか。言葉ができても心を開けなかったから、他人と信頼関係なんて築けない。例えば、コーチの指示を『はい』と頷いているだけのような選手は、俺がスカウトだったら獲らない」
酒井「そのタイプは、日本人に多いと思うよ」
河岸「オープンな性格の方が、海外で活躍できるチャンスは大きいんじゃないかな。その点はゴウが、ブンデスリーガで戦っている日本人選手13人の中でトップクラスだと思う」
酒井「他のチームの選手によく言われるよ。なんでお前はそんなにドイツ語が喋れるんだって。シャルケと対戦した時、スタジアム内の通路で篤人くんと話していたんですよ。
そしたらコラシナツに『内田は日本でスーパースターなんだろ?』って聞かれました。で、俺が『Ja(YES)』と答えて、ペラペラと話していたら、コラシナツに『えっ。なんでそんなに喋れんの』って驚かれました(笑)。
篤人くんはコラシナツから『見習えよ』って言われていましたね(笑)」
河岸「コラシナツってまだ若いよな?」
――1993年生まれなので、酒井選手より2歳下ですね。
河岸「にしては、いかついよね?(笑)」
酒井「牛よ、牛。(胸を張った仕草を見せながら)歩き方なんてこうだもんね(笑)」
河岸「レバークーゼンのパパドプーロスとかもヤバい」
酒井「彼も俺より年下でしょ? もの凄いよ、あの身体は。恐ろしい(笑)。そういえば、ニュルンベルク時代のキヨくん(清武)に話しかけにいったら、ギン(ダニエル・ギンチェク)にも言われたよ。
どこに行ってもそう。乾くん、香川くん、慎司さんの同僚にも『よく喋れるな』って感心される。個人的にはハセさん(長谷部)の次に話せると思っているよ。ハジくん(細貝)も隠れて結構喋っている気がする。喋れねーよって言っているけどね(笑)」
河岸「そういえば、ブルーノ(ラッバディア)がハンブルクの監督に就任したね」
酒井「監督はサッカーの知識と能力と、人と人との関わり方が大事。その意味で、ブルーノが一番良かったって、いまでもシュツットガルトの選手は言っているよ」
河岸「そういえば、慎司からLINEが来たんだけど、マインツがホームでハンブルクに敗れた後、ブルーノからキスされたらしいよ(笑)」
酒井「ハッハッハ。ほっぺに? おい、俺が会ったらどうなるよ(笑)。絶対にヤバいじゃん、そんなの(笑)。お前、(俺のチームに)いつ来るんだとか言われるかもしれん(笑)」
酒井「マ、マスター? 全然していませんよ(笑)。ただ、サッカー用語は大丈夫。タカさんに何度も聞きましたし。お陰さまで監督が話していることは分かるようになりました。あと簡単な会話なら大丈夫」
――当初は言葉が大きなハンデキャップになりましたか?
酒井「仕方がなかったです。伝えることができないし、分からないから。当時は文句を言わないで、ひたすらやりましたね。ミスしたら、とりあえず『ソーリー』です。タカさんに『なんでそんな謝るの』って言われるくらい。
それから痛がっている選手がいても、誰かがストップって言うまで、とにかくプレーを続けていましたね」
河岸「ブンデスに来る前のゴウは若手の有望株だったとはいえ、例えば、当時の宇佐美くんほど注目されていなかったよね」
酒井「いや、もう全然ですよ」
河岸「それでもゴウがいまもドイツで活躍できているのは、コミュニケーション能力の高さも大きいと思うよ。大事なのは自分をオープンにできるかどうか。言葉ができても心を開けなかったから、他人と信頼関係なんて築けない。例えば、コーチの指示を『はい』と頷いているだけのような選手は、俺がスカウトだったら獲らない」
酒井「そのタイプは、日本人に多いと思うよ」
河岸「オープンな性格の方が、海外で活躍できるチャンスは大きいんじゃないかな。その点はゴウが、ブンデスリーガで戦っている日本人選手13人の中でトップクラスだと思う」
酒井「他のチームの選手によく言われるよ。なんでお前はそんなにドイツ語が喋れるんだって。シャルケと対戦した時、スタジアム内の通路で篤人くんと話していたんですよ。
そしたらコラシナツに『内田は日本でスーパースターなんだろ?』って聞かれました。で、俺が『Ja(YES)』と答えて、ペラペラと話していたら、コラシナツに『えっ。なんでそんなに喋れんの』って驚かれました(笑)。
篤人くんはコラシナツから『見習えよ』って言われていましたね(笑)」
河岸「コラシナツってまだ若いよな?」
――1993年生まれなので、酒井選手より2歳下ですね。
河岸「にしては、いかついよね?(笑)」
酒井「牛よ、牛。(胸を張った仕草を見せながら)歩き方なんてこうだもんね(笑)」
河岸「レバークーゼンのパパドプーロスとかもヤバい」
酒井「彼も俺より年下でしょ? もの凄いよ、あの身体は。恐ろしい(笑)。そういえば、ニュルンベルク時代のキヨくん(清武)に話しかけにいったら、ギン(ダニエル・ギンチェク)にも言われたよ。
どこに行ってもそう。乾くん、香川くん、慎司さんの同僚にも『よく喋れるな』って感心される。個人的にはハセさん(長谷部)の次に話せると思っているよ。ハジくん(細貝)も隠れて結構喋っている気がする。喋れねーよって言っているけどね(笑)」
河岸「そういえば、ブルーノ(ラッバディア)がハンブルクの監督に就任したね」
酒井「監督はサッカーの知識と能力と、人と人との関わり方が大事。その意味で、ブルーノが一番良かったって、いまでもシュツットガルトの選手は言っているよ」
河岸「そういえば、慎司からLINEが来たんだけど、マインツがホームでハンブルクに敗れた後、ブルーノからキスされたらしいよ(笑)」
酒井「ハッハッハ。ほっぺに? おい、俺が会ったらどうなるよ(笑)。絶対にヤバいじゃん、そんなの(笑)。お前、(俺のチームに)いつ来るんだとか言われるかもしれん(笑)」