プレーオフは良い経験。相手の勢いに飲まれそうになる場面は正直ありました。
――監督の意見に対して、選手から反対意見が出たりもしますか?
しますね。それで意見を出し合ってひとつにまとめるのが監督の仕事。違う意見もありながらひとつにまとまった時は、強さがあるのかなと思いました。
――鈴木選手も“熱”は出しましたか?
日本でやっている時よりも、出すようになったと思います。試合中はもちろん、練習中からチームメイトとの戦いのなかで自分を誇示しないといけないですから。自分の意見を言わないと、全部受け入れるやつなんだって思われてしまう。それではダメだなと感じたので、カタコトでもいいから伝えるようになったし、試合中も感情をより出すようになったと思っています。
――確かに、Jリーグでは、そこまで感情を出してプレーしていた印象はありません。
ですよね。
――ただ、星稜高時代は完全にチームの中心で、みんなに率先して指示を出していたと思います。基本的にはそういうキャプテンタイプだとも思っているのですが。
そうですね。元々は仲間を動かしたり鼓舞したりするタイプだし、そういうところをスペインで、また引き出されたのかなと思います。
――環境が変わって生まれ変わったというか。
結構、紙一重で、生まれ変わったのか、それとも元に戻っているのか。リーグ戦を戦って行くなかで、なんか不思議な感覚がありました。
――そうした変化が生まれたなかでプレーオフも戦いました。自身とチームの出来はどうでしたか?
独特の雰囲気があったので、あれを味わえたのはプラスだと思っています。特にアウェー戦は、日本とはまったく違いました。アウェーサポーターなんて本当にスタジアムの角のちょっとのスペースくらいしかいない。ホームのサポーターがグワーっと押し寄せてきてピッチ内の声が聞こえないとか、相手の勢いに飲まれそうになるっていうのは正直ありました。
ただ、そのなかでも自分のプレーは出せたと思います。いつもどおりを意識して、ああいう独特の雰囲気のなかでも、自分のプレーが要所で出せたのは良い経験になったし、自信にもなりました。
ただ、勝ちきれなかったので、チームとしてオサスナに飲まれたかなというのはあった。そこは課題が残ったかなと思います(中編に続く)。
独占インタビュー中編|スペインで感じた日本人CBの可能性。「コンタクトも技術も通用する。大事なのは自己主張すること」
しますね。それで意見を出し合ってひとつにまとめるのが監督の仕事。違う意見もありながらひとつにまとまった時は、強さがあるのかなと思いました。
――鈴木選手も“熱”は出しましたか?
日本でやっている時よりも、出すようになったと思います。試合中はもちろん、練習中からチームメイトとの戦いのなかで自分を誇示しないといけないですから。自分の意見を言わないと、全部受け入れるやつなんだって思われてしまう。それではダメだなと感じたので、カタコトでもいいから伝えるようになったし、試合中も感情をより出すようになったと思っています。
――確かに、Jリーグでは、そこまで感情を出してプレーしていた印象はありません。
ですよね。
――ただ、星稜高時代は完全にチームの中心で、みんなに率先して指示を出していたと思います。基本的にはそういうキャプテンタイプだとも思っているのですが。
そうですね。元々は仲間を動かしたり鼓舞したりするタイプだし、そういうところをスペインで、また引き出されたのかなと思います。
――環境が変わって生まれ変わったというか。
結構、紙一重で、生まれ変わったのか、それとも元に戻っているのか。リーグ戦を戦って行くなかで、なんか不思議な感覚がありました。
――そうした変化が生まれたなかでプレーオフも戦いました。自身とチームの出来はどうでしたか?
独特の雰囲気があったので、あれを味わえたのはプラスだと思っています。特にアウェー戦は、日本とはまったく違いました。アウェーサポーターなんて本当にスタジアムの角のちょっとのスペースくらいしかいない。ホームのサポーターがグワーっと押し寄せてきてピッチ内の声が聞こえないとか、相手の勢いに飲まれそうになるっていうのは正直ありました。
ただ、そのなかでも自分のプレーは出せたと思います。いつもどおりを意識して、ああいう独特の雰囲気のなかでも、自分のプレーが要所で出せたのは良い経験になったし、自信にもなりました。
ただ、勝ちきれなかったので、チームとしてオサスナに飲まれたかなというのはあった。そこは課題が残ったかなと思います(中編に続く)。
独占インタビュー中編|スペインで感じた日本人CBの可能性。「コンタクトも技術も通用する。大事なのは自己主張すること」