前回大会時とは異なり、本番の相手はテストマッチの相手より確実に強い。
コンディションにバラつきがあるのも、気がかりな点だ。本田はまだ本調子ではなく、内田もなかなか上がり切れていない。2試合連続でゴールを決めている香川にしても、ザンビア戦ではボールコントロールが不安定で、ミドルシュートを打つ意識も低く、そこまで大きな脅威にはなっていなかった。
右ふくらはぎに張りがあると、一時は別メニュー調整だった長友の状態も心配だ。長谷部にいたっては、コスタリカ戦もザンビア戦も欠場を余儀なくされた。それでもザックは初戦での起用を準備しているようだけど、もはや博打に近いね。最悪の場合、長谷部の起用に目途がつかなければ、これはもう、メンバー選考の失敗とも言えるよ。
ザンビア戦を終えたチームは、翌日の夜にブラジル入りして、キャンプ地のイトゥでしばらく調整してから、コートジボワール戦前日に会場となるレシフェに移動する。初戦まで残された時間は少ないし、長距離移動だってある。今現在、コンディションが整っていない選手たちが、この短期間でどれだけ良い状態にできるのか。大いに疑問だよ。
4年前の南アフリカ大会では、開幕前のスパーリング相手は、イングランドやコートジボワールといった骨のあるチームだった。2試合とも勝てなかったけど、フタを開けてみれば、日本はベスト16まで勝ち進むことができた。
一方、今回は「勝てる相手」を選んだようだ。コスタリカはイタリア、ウルグアイ、イングランドが同居するグループDに組み込まれているが、力関係をどう見積もっても「草刈り場」となるのは必至で、おそらくグループリーグ最下位でブラジルを去ることになるだろう。ザンビアは過去に、日本の初戦の相手となるコートジボワールを決勝で下してアフリカネーションズ・カップを制したことがあるけど、それはもう2年も前の話だ。
こうしたレベルの相手に、日本は目論みどおり勝つことはできた。しかし、それで「自分たちは強いんだ」と錯覚してはいけないし、劇的な逆転勝利に浮かれているようでは、先が思いやられる。
この2試合のことはもう忘れたほうがいい。グループCで対戦する、コートジボワール、ギリシャ、コロンビアは、コスタリカやザンビア、あるいはキプロスよりも確実に強いんだから。仮に、コートジボワールを相手に前半で2失点を喫すれば、かなり厳しい戦いを覚悟しなければならないよ。
右ふくらはぎに張りがあると、一時は別メニュー調整だった長友の状態も心配だ。長谷部にいたっては、コスタリカ戦もザンビア戦も欠場を余儀なくされた。それでもザックは初戦での起用を準備しているようだけど、もはや博打に近いね。最悪の場合、長谷部の起用に目途がつかなければ、これはもう、メンバー選考の失敗とも言えるよ。
ザンビア戦を終えたチームは、翌日の夜にブラジル入りして、キャンプ地のイトゥでしばらく調整してから、コートジボワール戦前日に会場となるレシフェに移動する。初戦まで残された時間は少ないし、長距離移動だってある。今現在、コンディションが整っていない選手たちが、この短期間でどれだけ良い状態にできるのか。大いに疑問だよ。
4年前の南アフリカ大会では、開幕前のスパーリング相手は、イングランドやコートジボワールといった骨のあるチームだった。2試合とも勝てなかったけど、フタを開けてみれば、日本はベスト16まで勝ち進むことができた。
一方、今回は「勝てる相手」を選んだようだ。コスタリカはイタリア、ウルグアイ、イングランドが同居するグループDに組み込まれているが、力関係をどう見積もっても「草刈り場」となるのは必至で、おそらくグループリーグ最下位でブラジルを去ることになるだろう。ザンビアは過去に、日本の初戦の相手となるコートジボワールを決勝で下してアフリカネーションズ・カップを制したことがあるけど、それはもう2年も前の話だ。
こうしたレベルの相手に、日本は目論みどおり勝つことはできた。しかし、それで「自分たちは強いんだ」と錯覚してはいけないし、劇的な逆転勝利に浮かれているようでは、先が思いやられる。
この2試合のことはもう忘れたほうがいい。グループCで対戦する、コートジボワール、ギリシャ、コロンビアは、コスタリカやザンビア、あるいはキプロスよりも確実に強いんだから。仮に、コートジボワールを相手に前半で2失点を喫すれば、かなり厳しい戦いを覚悟しなければならないよ。