ストイコビッチ独占インタビュー 「日本代表の監督には非常に興味がある」

カテゴリ:日本代表

ウラジミール・ノバク

2014年06月29日

美しいサッカーで、結果も残す自信がある。

選手と監督として13年間を過ごした日本には愛着があり、日本人のメンタリティーも熟知していると言う。本人も意欲を見せる日本代表監督への就任はあるのか。 (C) SOCCER DIGEST

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日本代表のチーム作りの方向性
 
「起用できる選手の特徴や資質を考慮してチームを作っていくのが当然。そもそも、攻撃的だ、守備的だと、一概に語ることはできない。モダンサッカーでは、アタッカーも守備をしなければならないし、ディフェンダーにも攻撃的な資質が求められる。つまり、全員がアタッカーであり、守備者なのだ」
 
「カギとなるのは、スピード、攻守の切り替え、そして意図のあるプレー。それを頭に入れ、日本は独自の道を進むべきだ。どこかのチームの真似をするのではなく、ね。自らのスタイルを確立するだけの能力があるし、成功を収められるはず。そのためには、いま以上のハードワークが必要だし、大きな犠牲も伴う」
 
「ザッケローニ監督にも彼なりの考えがあって、このチームを作ったはず。それは尊重するが、豊田を選外としながらロングボールを多用し、清武や齋藤といった攻撃のカードを切るべき場面で切らなかった采配には合点がいかない。絶対に勝利が必要な状況で、思い切った手が打てなかった。それも残念だ」
 
日本代表の次期監督について
 
「私に就任の噂? そうらしいね。以前にもそんな話があった。名古屋の監督をしていた時だ。いま言えるのは、チャンスがあれば日本代表の監督をやってみたい、ということだけだ。私には自信がある。ファンが愛着を持てるような美しいサッカーをして、なおかつ結果も残す、その自信がだ。名古屋の監督に就任した際にも、私はそう言った。誰もが半信半疑だったが、Jリーグを制した」
 
「日本は私の大好きな国だ。13年間を過ごし、日本人のメンタリティーも理解している。彼らが何を好み、何を嫌がるか、それを知っている。だから、改めて言おう。日本代表監督には非常に興味がある。もっとも、望んで現実になるものではない。私に言えるのはそれだけだ」
 
「そう、(協会らかのコンタクトは)現時点ではない。日本のワールドカップは終わったが、まだ次期監督について具体的な話をするタイミングではないのだろう」
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