【アギーレ監督解任】契約解除、後任人事、責任問題… 大仁会長は何を語ったか

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年02月03日

2月に開かれる理事会で役員、責任者の処分を検討。

大仁会長は、「ファンやサポーターに対して責任を感じている」と語った。自らにも処分を科すことを検討しているという。(C) SOCCER DIGEST

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■会長自身を含む関係者の責任問題
 
――資料にある今後の役員の方々の処分についてですが、理事会にはいつまでに諮る予定ですか?
 
大仁会長「2月の理事会に諮りたいと思います」
 
――資料には「私も含めて役員や関わった責任者に対する処分」とありますが、今回の結論に至ったことに対し、会長自身の責任をどう考えていますか?
 
大仁会長「先ほど申し上げましたように、アギーレ監督を選んだことが間違いでなかったと、あの時点でこういう情報はなかったですし、彼の高い能力からすれば、選任したことについて間違いではなかったと私は思っています。ただこういう結果になったということで、代表チームの選手にも申し訳なかったと思いますし、ファンやサポーター、それからスポンサーの皆様、それからサッカー関係者の皆様に大変ご心配をかけたという意味で、責任は感じております」
 
――「あの時点でこういう情報が出ていてなかった」と話されましたが、まったくなかったわけではなく、調べれば分かったかもしれない。ザッケローニ監督は違いましたが、今までの日本代表の監督は、ほとんどが日本でお仕事された方ばかりで、こういったことに巻き込まれるというケースが今までの日本代表にはなかったと思います。そのことに関して、お願いします。
 
大仁会長「それについては、私どもも今回反省しております。もっとしっかりと調べておくべきだったと。あの時点でそれが分かったかどうかは分かりませんが、今後はそういうことのないようにしっかり調べたいと思っております」
 
――◆――◆――
 
 以上が日本協会で行なわれたアギーレ監督との契約解除に関する会見での一問一答である。
 
 告発の受理によって、今後アギーレ監督が裁判所に召喚され、起訴される可能性も考えれば、契約解除は妥当な判断だと言える。一方で3月の国際親善試合、6月からのワールドカップ予選を控える日本代表にとっては暗雲立ち込める事態であり、早急な後任人事が求められるが、いずれにせよ新監督の下でまた新たにチーム作りを強いられる点で、その影響はゼロではない。
 
 そうした意味でも、大仁会長が言う「私を含む役員や関わった責任者に対する処分」がいかなるものになるのか。後任監督選びとともに、2月に開かれる理事会の動向が注目される。
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